なぜ筋トレ初心者はマシンから始めたほうが良いのか
マシンは安全である
ジムに行くと筋トレのマシンとバーベルやダンベル等があるエリアとで分かれているところが大半かと思います。
バーベルやダンベルをフリーウエイトと言いますがそのエリアは筋トレ上級者っぽい人が占めていて初心者には足を踏み入れにくいと感じる人もいるかも知れません。
フリーウエイトも是非覚えて身に着けて行きたいわけですが、初心者の方はまずはマシンをしっかり使えるようになることをおすすめします。
マシンはレジスタンスマシンと呼ばれ主に重りのプレート(細長い長方形で積み重なっている)がケーブルで繋がっていてピンの抜き差しで負荷を調整するスタック式マシンと、マシンの両側等にプレート(バーベルにつける丸い重りの事)を付けるプレート式マシンがありますが、一般的にはレジスタンスマシンはスタック式が多いのでここではスタック式マシンの事として進めていきます。
マシンは基本的に動かす方向も決まっているので重い重量の設定にしたとしても挙げられなくなっても落っことしてしまうとかバランスを崩して倒れてしまうといった心配がなく行えます。
筋トレはギリギリの重量や回数で行うことも多いので、安全にケガのリスクが少なく行えるマシントレーニングは筋トレ初心者には大変おすすめです。
マシンは狙った部位をしっかり鍛えられる
マシンは部位別に鍛えることに特化しているので鍛えたい部位にピンポイントで狙うことが出来ます。
これがダンベルやバーベルのフリーウエイトになるとフォームが正しくないと狙ったところに上手く効かせられない、バランスを取ることなどその他の要素に力を使ってしまい目的でない部位が疲れてしまうといったことが起こります。
せっかく筋トレを始めても難しいと継続しにくいですよね?
マシンでもフォームは重要ですがフリーウエイトに比べれば動きが大きく脱線してしまうことはないので初心者の方でもしっかりと目的の部位の筋トレを行えます。
マシンにもよりますが基本的には動かす軌道が決まっているので、ぐらついてバランスを取ることに力が削がれるようなことはないので、効かせる部位を感じながら意識しながら動かすことが出来ます。
何となく漠然と動作を行うのと
”ここを効かせているんだ!”
”この筋肉を使っているんだ!”
と意識しながら行うのでは効果に雲泥の差が出ます。
是非、中山きんにくんのように
”おい、俺の筋肉!” と筋肉と対話しながら(笑)
行ってみてください。
マシンは重量の設定が簡単
バーベルだと丸いプレートの重りを直接持って付けたり外したりして重量設定をしなければなりません、しかも左右行わないといけません。
まあ慣れると大丈夫ですが、結構面倒といえば面倒です。
でもその点マシン(スタック式)はピンを抜き差しするだけであっという間に重量の設定を変更出来ます。
これは本当に楽です。
初心者の方は筋トレと別のところでストレスを感じることなく純粋にまずは筋トレに打ち込んでもらうのが良いと思います。
ちょっと軽かったから少し重いのにしてみよう、ちょっと重かったからやっぱり軽くしよう、といった感じで気軽に重量を変更出来ます。
特に最初は自分の適正な重量を見つけるのも大事ですから気軽に重量を変えられるマシントレーニングは初心者の方には打ってつけだと思います。
シートや可動域の設定が少し難しいマシンもある
安全に確実に狙った筋トレが出来て重量設定も簡単なマシントレーニングは初心者には大変おすすめなのですが、マシンによってはシートの設定や動かす可動域の設定が少し難しい(自分に合った位置に調整するのが難しい)ものもあります。
全然シートの位置等が合っていない状態で行っている人を見かけることも多々あります。
これではせっかく狙った部位が鍛えられるマシントレーニングと言っても非効率になってしまいます。
マシンは何となくでも動かせてしまうので、
”これで正しいのかな?”
と少し感じたとしても、
”まあ動かせているしこんな感じで大丈夫だろう”
とその後もそのやり方で続けてしまう可能性があります。
マシンも正しい使い方をわかる人に教わると尚良い
フリーウエイトに比べればハードルは断然低いマシントレーニングですが、マシンでも正しい設定や正しいフォームを知っているのと知らないのではその先のトレーニングに差が出てきます。
わからずに適当に何となくやるのではなく、わからないのであればジムのスタッフに正しい使い方や設定の仕方を聞くことをおすすめします。
”何かわざわざ聞くのも恥ずかしいな”
と思う人は、せめて他の人がやっているのをチラみして(笑)チェックして盗んでみて下さい。
但し、その人が実は間違った使い方をしていてそれを真似てしまうというケースも有り得ますというかよくあります。
やはり正しいしっかりしたアドバイスを受けたい場合はパーソナルトレーナーを依頼するのが良いです。
筋トレは1か月、2か月だけ行うものではないです。
頻度は人それぞれですが、これからも付き合っていくものですから筋トレの土台をしっかりと身に着けて安全で効果的に進めて頂ければと思います。
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