筋トレトレーニーの皆さん、ジムで器具を雑に扱っていませんか?

ジムでの筋トレは自分だけでなく多くの方と共有して利用するスペースですが、残念ながらマナーの悪い人にも時々出くわすことがあります。

せめて自分はそういう人にならないように改めて正しくマナーを守って使えているかを確認、また筋トレ初心者、ジム初心者の方は正しく使うための確認として読んで頂ければと思います。

一定数いる雑に扱う人

ジムにいくと筋トレ器具を雑に扱う人というのがまあ一定数います。

わざと雑に扱っているのか、虚勢を張っているのかわかりませんがどういう行為がそう感じるか確認してみましょう。

ガシャンと戻す

特にフリーウエイト(バーベルやダンベルでの筋トレのこと)のエリアで見かけます。

フリーウエイトエリアでは重りそのものを持つので戻すときに力を抜いて ”ガッシャーン!” とすごい騒音になることがあります。

いきなりすごい騒音がしたらびっくりして大変迷惑なのですが、そうだとは思わない人もいるようです。

どういう種目でこのガッシャーンが起こりやすいか。

少し例をあげてみましょう。

ベンチプレス

ベンチプレスの際バーベルを引っかけてあるところをラックといいますが、このラックから持ち上げてベンチプレスを行い、最後またこのラックにバーベルを戻しますよね?

このときに普通なら力を一気に抜かないようにコントロールしながらラックに戻すので凄まじい騒音になることはないのですが、そこを気にせず一気に力を抜いてラックに戻す(戻すというか落とす)と凄い音がします。

ジムのフリーウエイトエリアですから実際それなりにガシャガシャ音はします。

そういう音ではなく明らかに雑に戻しているからゆえに鳴り響く騒音はわざとやっているとしか思えません。

一番困るのは周りの方々への迷惑という点ですが、自身の安全面という点においても一気に力を抜くように雑にラックに戻す行為は、うっかりラックに引っ掛け損ねたら顔に落下してきて大怪我かそれ以上の惨事にもなりかねません。

家に帰るまでが遠足と小学校の時言われましたが笑、ラックに戻すまでがベンチプレスという意識で最後まで丁寧に扱いましょう。

デッドリフト

デッドリフトを床から引き上げるやり方を ”床引きデッドリフト” といったりもしますが本来デッドリフトとはこの床引きでのデッドリフトのことを指します。

ちなみにセーフティーバーを膝の高さ位にセットして行うデッドリフトはハーフデッドリフトになります。

デッドリフトは床に一旦触れるまで下してレップ(回数)を繰り返して行うことがあるので、床に軽くタッチする程度に下ろすやり方なら騒音にならないのですが、持ち上げた状態から下ろす際に完全に力を抜いて一気に落下させて下ろしてそこからまた持ち上げる人がいます。

フリーウエイト専門のジムやパワーリフティングやウエイトリフティングの選手用に使えるジムであれば問題ないですし、選手はデッドリフトを持ち上げたら一気に落としてまた持ち上げてといったやり方でレップを繰り返す場合もあります。

ただ皆さんが通常使うトレーニングジムやフィットネスクラブのフリーウエイトエリアではこのような使い方はほとんどのところで許可していません。

デッドリフトはベンチプレス以上に高重量が扱える種目なのでその騒音たるや凄まじいものです。

騒音もそうですが床にガンガン落とすとその建物の床の強度にも影響したり、下の階のほうにも影響が出たりもするので床引きデッドリフトは禁止(ハーフデッドリフトは可)だったり、床引きでやりたい場合はあくまでも騒音にならないように、下ろすときは床に軽く触れる感じでコントロールして行う程度なら良いという条件があったりします。

ちなみにデッドリフトを落下させて下ろすのはパワーリフティングの公式の大会においても、今徐々にNGになってきていて最後まで丁寧に下せなかった場合は、せっかく持ち上げていても失敗扱いになったりもあるようです。

あなたの使うジムがデッドリフトを行う際にどういう条件を許可しているのか確認してから行う必要がありますが、騒音禁止、床引き禁止を謳っているならハーフデッドリフトを行うか、床引きに近い形で行いたいなら床に触れる直前で持ち上げる動作を繰り返すやり方で行っていきましょう。

ダンベル種目

アジャスタブルベンチ(背もたれの角度を調整できるベンチ)やフラットベンチを使って行うダンベル種目はとても人気があります。

ダンベルプレス、ダンベルフライ等々。

このダンベル種目の際も例えばダンベルプレスが終わって一気にダンベルを床にドンっと落としてしまう人がいます。

最後力もギリギリで一気に落とさざるを得ない重量で行う場合はベンチの両サイドにダンプクッションを置きましょう。

ダンプクッションとは分厚い長方形のクッションです。ほとんどのジムに置いてあると思います。

ダンプクッションに落とせばダンベルを傷めることもなく騒音にもならず周りの方々にも迷惑を掛けません。是非活用しましょう。

ラットプルダウン

ラットプルダウンのケーブルタイプのマシン。

これは力を抜くと一気に持っていかれるのでかなりの騒音になります。

レップを繰り返したいのに腕を伸ばしたら重りが戻りきって当たってしまうという場合はセッティングが合っていないです。

よく初心者の方はまず座った状態でバーに手を伸ばして始めようとしますが、それだと手を伸ばすと重りが戻りきってしまう(あたってしまう)ので座って手を伸ばしてもバーに届かないポジションで始めないといけません。

立った状態でバーを握りそれから座るという形で調整しましょう。

真のトレーニーは正しく行っている

こういう言い方は少し偏見になってしまうかもしれませんが、雑に扱う人は筋トレ初心者から中級者の人に多い印象です。

筋トレ上級者と思われる人は大抵丁寧に器具を扱っている印象です。

最後までコントロールしてこそ筋トレ

筋トレは最後バーベルなりダンベルなりマシンでも戻すまで力をコントロールするということはそれだけ筋力が使われることになります。

ベンチプレスでもデッドリフトでも持ち上げるまでがその種目の目的ですが、最後戻すまでのコントロールはそれだけ筋力を少し使わないといけません。

丁寧に戻すまでが筋トレになっているんだと思えばやる意味を感じられますよね?

勿論周りの方々に迷惑をかけない、器具を傷めないためであることがまず第一であります。

高重量を丁寧に扱っているとかっこいい

高重量を扱っているのに最後まで丁寧に戻しているトレーニーは単純にかっこいいです。

そうだよねと共感して頂けると嬉しいです。

初心者はカッコ悪い使い方をまねるな

筋トレ初心者の方がジムにいって、雑にガッシャーンとバーベル、ダンベルなどを戻しているのを見て、それを ”すごい騒音になるほどの高重量を扱っているなんてかっこいい” とか決して思わないで下さい。

初心者の方でも器具を丁寧に扱っている姿はかっこいいですよ。

まとめ

ジムで重量を扱う以上それなりに音は出ます。

でも最後までコントロールすることを意識すればそれは騒音になりません。

正しくマナーを守って使う人が増えればそれが皆のスタンダードになります。

皆が快適な環境を作っていきましょう。

 

 

 

 

 

 

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